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舞茸には免疫力アップ効果がある?美味しい舞茸の選び方など解説!




舞茸はきのこの一種なので、食物繊維が豊富なことは良く知られているとことですが、実は免疫力アップ効果があることはあまり知られていません。舞茸に免疫力アップ効果があるのは「β-グルカン」と呼ばれる不溶性食物繊維のお陰ですが、他にも健康効果が高い舞茸は、きのこ界のスーパーフードとも言えます。


今回は、舞茸で免疫力アップ効果が期待できる理由や舞茸の種類、新鮮な舞茸の選び方などをご紹介します。ぜひ、美味しい舞茸で健康的な体を手に入れてみましょう。


舞茸で免疫力がアップする理由


舞茸には不溶性と水溶性の食物繊維が豊富に含まれています。特に、不溶性食物繊維「β-グルカン」には免疫力アップの働きがあるとされ、同時に、抗ガン作用が期待できるとの研究結果もあります。特に舞茸には、「β-グルカン」がきのこ類の中でも群を抜く豊富さで、β-グルカンから「MD-フラクション」と呼ばれる成分が発見されたとして話題になりました。


「MD-フラクション」は、免疫細胞の「ヘルパーT細胞」を増やしたり「NK細胞」を活性化させる働きがあるとされており、これも舞茸の免疫力がアップする事実を裏付けています。このように、舞茸は現在世界でも注目されているきのこであり、舞茸を摂取することで免疫力がアップすると言われています。


ビタミンD(エルゴステロール)


舞茸は、ビタミンDの前駆体の「エルゴステロール」も豊富です。エルゴステロールは紫外線に当たるとビタミンDに変わる成分で、小腸でのカルシウム吸収を助けてくれる働きがあります。カルシウムは骨や歯を丈夫にするには欠かせない成分です。そのため、舞茸に豊富に含まれるビタミンDのお陰で、骨粗しょう症の予防にもなると注目されています。


ビタミンB群(ナイアシン)


舞茸に含まれる「ナイアシン」は、ビタミンB群の一つで、血管を拡張して、血圧を下げる働きがあるとも言われています。ちなみに、ナイアシンは「水溶性のビタミン」です。ナイアシンには血管を広げる作用があることから、血行を改善する効果、冷えや肩こり、頭痛などの改善、脳神経の働きを良くするなどの働きがあり、様々な健康効果も期待できます。


ビタミンB2で皮膚を健康に


舞茸はきのこの中でも一番多くビタミンB2を含んでいるとされ、ビタミンB2には、皮膚、髪、爪などを健やかに保つ効果が期待されています。口内炎、肌荒れ、ニキビなどに悩む女性にとって、舞茸は非常にありがたい存在です。ビタミンB2は別名「発育ビタミン」とも呼ばれており、成長に欠かせない成分でもあります。


また、ビタミンB2は、水溶性ビタミンの一種なので取り過ぎの心配がありません。そのため、取り過ぎを防ぐことよりも、足りなくならないように注意が必要です。


食物繊維で便秘解消


きのこ類は一般的に食物繊維が豊富なことで知られています。特に舞茸には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の両方の食物繊維が豊富で、便秘解消に役立つきのことしても有名です。また、不溶性食物繊維は水分を含むと腸内で膨らむ特徴があるため、食べ過ぎも防いでくれるなど、肥満解消にも一役買ってくれます。


舞茸の種類は3つ


舞茸の種類は大きく3つに分かれ、それぞれ白舞茸、黒舞茸、茶舞茸があります。一般的に販売されているのは茶舞茸で、旬は10月~11月の秋です。ただ、最近では天然物の他に、菌床栽培されているものもあり、オールシーズン手に入るようになりました。以下に、それぞれの舞茸の特徴をご紹介します。


白舞茸とは


白舞茸は、名前からも連想できるかもしれませんが、カサが白い舞茸を指します。一般的に売られている茶舞茸と違い、灰汁が少なく、煮汁も黒く濁らないのも特徴です。そのため、クリーム煮やクリームシチューなど、煮汁を白く保ちたい時などに重宝する舞茸で、茶舞茸と比べても栄養価は劣りません。白い外見から栄養価が低いイメージもありますが、実際には他の舞茸と色以外に違いはなく、上記で説明した栄養素も豊富に含んでいます。


黒舞茸とは


レアな舞茸としても有名な黒舞茸は、カサが黒くなるのが一番の特徴です。色が黒いのは、舞茸が白色→茶色→黒色と変化するからで、熟しきった証拠でもあります。多くの天然舞茸は黒くなるまで育たないので、最高級の舞茸とされています。ただ、天然ものだと採取が難しいことから、最近では原木栽培も行われているようです。レアな分、白舞茸や茶舞茸よりも高価な舞茸とされ、市場にもなかなか出回りません。


茶舞茸とは


一般的な舞茸と言えば「茶舞茸」を指しますが、白い軸とカサが茶色いのが特徴です。市販で販売されている舞茸の多くが、天然ものではなく人工的に栽培されています。また、菌床栽培も盛んなことから、最近では年中手に入る舞茸でもあります。


美味しい舞茸の選び方


舞茸の選び方にはコツがあります。より美味しい舞茸を選ぶコツは、小さな株よりも大きな株を選ぶことです。また、ヒダに厚みがある、色が濃い、光沢があるなども選び方のポイントです。さらに、軸の色が白い、弾力があるなども選ぶ基準となります。


鮮度のチェックをするなら、表面に水がにじんでいないものを選びましょう。もしパック詰めされた舞茸を買うのであれば、一株にまとまっているものが良いとされ、シコシコした独特の食感を楽しみたい場合には、大きな株のほうが向いています。


舞茸のおすすめの保存方法


舞茸は鮮度を保つのが大切ですが、より長く美味しさを楽しむためにも、保存方法には注意しましょう。以下に、おすすめの保存方法と注意点をご紹介します。


水分に注意


舞茸は、相反する要素にも見えますが、乾燥と水気には注意が必要です。例えば、舞茸を保存する時、パックに入れたままで冷蔵保存すると、パックの中で蒸れてすぐに傷みます。また、容器に入れないで冷蔵庫で保存してしまうと、今度は舞茸の水分が抜けてカラカラに乾燥してしまいます。そのため、舞茸の保存では、乾燥と水気には注意が必要で、同時に日持ちしない分、なるべく新鮮なものを選ぶのもポイントです。


冷凍か冷蔵がおすすめ


舞茸は基本的にあまり日持ちしないきのこなので、冷蔵保存してもすぐに使い切る、または新鮮なうちに冷凍庫で保存するのがおすすめです。冷蔵保存の手順と冷凍保存の手順などもご紹介しますので、参考にしてみてください。


冷蔵庫保存の手順


1:まず舞茸を、乾いたキッチンペーパーで包みます。


2:次に、舞茸をポリ袋などに入れて、口をしっかりと縛りましょう。


3:袋に入れたら、冷蔵庫の野菜室で保存します。


舞茸は水気があると傷みやすくなるので、汚れがある場合は水洗いではなく、乾いたキッチンペーパーなどで拭き取ってください。乾いたキッチンペーパーで包んでおくと、舞茸から出た余分な水分を吸収してくれるので傷みも遅くなります。


冷凍庫保存の手順


1:まず、舞茸を適当な大きさになるように、手で裂きます。


2:次に、使いやすい分量になるように、小分けにしてからラップで包みましょう。


3:ZIPロックなどの冷凍庫保存用の袋に入れ、冷凍庫で保存します。


舞茸は新鮮なうちに冷凍保存すると、長く美味しさを堪能できます。冷凍保存した後の舞茸は解凍せずにそのまま料理に使うのがポイントなので、自然解凍して水分が出ないように注意してください。


舞茸と卵を合わせて調理するなら?


舞茸を茶碗蒸しの具材にすると固まらないことは有名ですが、もし卵と合わせて調理するなら、事前に舞茸を加熱してから加えましょう。舞茸にはたんぱく質を分解する酵素があり、これが固まらない原因になっています。そのため、事前に舞茸を加熱して酵素が働かないようにすれば、卵料理にも問題なく使えるようになります。


舞茸をより美味しくする方法


舞茸を美味しく調理するなら、まずは新鮮な舞茸を選ぶことが大切です。上記でも説明していますが、水気を帯びていない舞茸を選びましょう。調理する時のポイントは、70度以上の温度で加熱を続けると、旨味成分の「グアニル酸」が増えると言われており、低温で調理するのがポイントです。そのため、高温で煮込む料理などは舞茸には向いていません。


また、舞茸には水溶性の成分が多く含まれているため、水で洗ってからの調理はNGです。汚れが気になる場合は、乾いたキッチンペーパーで拭き取るなどしてください。レシピを選ぶ時には、なるべく汁気が出ないタイプ、もしくは水に溶けだしても良いように、汁ごと飲めるスープなどがおすすめです。


免疫力アップレシピ「舞茸たっぷり豚バラもやし炒め」


舞茸の免疫力アップレシピなら、舞茸の酵素で肉が柔らかくなる炒め物がおすすめです。もやしなどの野菜なども加えて、ヘルシーな料理を楽しみましょう。


「材料:2人分」


豚バラ肉…150g

舞茸…1/2パック

もやし…1袋

A:醤油、酒…各小さじ1

A:オイスターソース、コチュジャン…各小さじ1

A:ごま油、鶏がらスープの素…各小さじ1/2

A:しょうが、にんにく…各チューブ1cm


「作り方」


1:豚バラ肉と舞茸は細切りにし、「A」の材料すべてと和えましょう。


2:もやしは袋に入れたまま、レンジで2分ほど加熱し、ざるにあげて水気を切ります。


3:肉と舞茸をフライパンで炒めましょう。


4:肉に火が通ったら、もやしも加え、軽く炒めたら完成です。


「ワンポイント」


もやしはレンジで加熱すると時短になり、かつシャキシャキ食感が楽しめます。もやしにはシャキシャキ感を残したいので、肉に火が通ったのを確認してから、もやしを入れて、短時間で炒めるのがポイントです。


美味しい舞茸は広島・入野きのこセンターで!


免疫力アップが見込める舞茸ですが、鮮度の良い舞茸を使うと、料理もより美味しくなります。もし鮮度の良い舞茸をお探しなら、広島・入野きのこセンターの「にゅうの舞茸」がおすすめです。美味しい舞茸の方が沢山食べられるので、得られる栄養価も高くなります。自宅で舞茸を楽しむ時にも、ぜひ美味しいと評判の「にゅうの舞茸」を使って、スープや炒め物などに利用してみてください。


まとめ


舞茸には栄養素が豊富に含まれていますが、その中でも「β-グルカン」による免疫力アップが注目されています。他にも便秘解消効果や血圧を下げる効果、骨の育成を補助してくれる効果など、舞茸はある意味きのこ界のスーパーフードです。舞茸を料理に使うなら、まず新鮮な舞茸を選び、炒め物などに利用するのがおすすめです。ぜひ旬の舞茸を食べて、体の中から健康的になりましょう。




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